在来仏教とは、日本において古来から根付いている宗派のことを指します。一般的には、以下13の宗派が在来仏教と呼ばれています。
- 法曹宗
- 華厳宗
- 律宗
- 天台宗
- 真言宗
- 融通念仏宗
- 浄土宗
- 浄土真宗
- 禅宗(臨済宗、曹洞宗、黄檗宗)
- 日蓮宗
- 時宗
ただし、実際には各々の宗派の中でもさらに56に分派されています。もし、細分化された宗派も大元が13の宗派のいずれかに該当するケースでは、在来仏教となるのです。13宗派において、最も新しいものである時宗でも、1276年の設立であり、日本古来から根付いてきた仏教と言えます。
なお、在来仏教には該当せず、新たに発生した宗派のことを新興宗教と呼びます。在来仏教に入らないものには、創価学会など現在地域に根付いたものも多く存在します。現代社会においては、霊園や墓地で宗教や宗旨、宗派は不問とされる場合が多いです。
ただし、在来仏教に限るとされる場合も多く存在しているため、自分が在来仏教であるかどうかは事前に確認した上で検討する必要があります。