2023年お葬式用語辞典

お葬式では聞きなれない言葉をよく耳にします。
葬儀用語を五十音順でまとめていますので、ぜひご利用ください。

「つ」から始まるお葬式用語

追悼ミサとは、故人が亡くなられた後の3日目、7日目、30日目のタイミングで執りおこなう、カトリックの追悼儀礼となります。亡くなられて1年後の召天記念日では死者記念のミサを執りおこない、その後は10年目、20年目といった区切りのタイミングで執りおこなわれることが多いです。

 

なお、追悼ミサと呼ぶのはカトリックだけとなり、プロテスタントの場合は記念祭と呼びます。追悼ミサでは、遺族や近親者、友人、知人などが参加して、神父の司会によって聖歌や祈りを捧げた後、神父も同席し参列者と茶和会を催して故人をしのびます。

 

なお、葬儀ミサは以下の流れで実施されます。

  1. 危篤状態の方に対する終油の秘跡や聖体拝領、臨終の祈り
  2. 納棺の儀式
  3. 通夜の集い
  4. 葬儀ミサ
  5. 告別式
  6. 出棺式
  7. 火葬

 

追悼ミサのミサとは、レオナルドダヴィンチが描いた最後の晩餐を代表として、イエス・キリストが12人の使徒達と最後の夕食を囲んだ集いが語源となっていると言われています。なお、昨今では短期間で何度も集まって追悼ミサを実施することが難しいため、3日目と7日目の追悼ミサは省略されるケースもあります。

 

また、追悼ミサでは教会や神父に対して寄付もしくは献金という形で謝礼を渡します。謝礼を渡す場合は、無地の白い封筒に「献金」、「ミサ御礼」などの文言を表書きします。

 

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月命日とは、故人が亡くなられた月日の日にちのことを指します。例えば、1月1日に亡くなれた場合は、毎月1日が月命日となります。一般的に、命日とは亡くなられた月日のことを指し、1年に1回迎えるものとなりますが、月命日は毎月迎える違いがあります。

 

月命日は亡くなった日の翌月より始まり、特に終わりは設けられていません。月命日に執りおこなう供養は強制的なく、供養したい気持ちがある場合にのみ執りおこないます。月命日には、故人のために花や食べ物をお供えする場合が多いです。

 

仏式においては、線香やろうそく、果物をお供えします。仏教においては、殺生をしてはならないという考えに基づき、魚や肉などは避けるのが一般的です。また、お供え物についてはお下がりで家族でいただく形がとられます。

 

月命日でも、命日同様に花を供えるのが一般的であり、和花と洋花でそれぞれ以下のような花が用いられます。

  • 和花:菊、リンドウ、キンセンカ、グラジオラス、カーネーション
  • 洋花:ユリ、リシアンサス、スプレーカーネーション、デンファレ

 

月命日の服装については、特に正装を着用する必要はありません。ただし、お墓参りや仏壇に手を合わせる場合は、落ち着いた色合いの服装が望まれます。

 

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通夜とは、仏教などで葬儀を執りおこなう前に実施される儀式のことを指します。通夜の起源としては、紀元前383年2月15日に北インドのクシナガラの満月の夜において、釈迦が入滅した後に悲しんだ弟子たちが遺体を見守りつつ、死後7日間もの間釈迦の説法を弟子たちが夜通しお互い聞き合ったという故事によります。

 

仏教の通夜においては、故人の成仏を祈るという意味ではなく、大夜という故人の現世において最後の夜を一緒に過ごすために集結した親しい人が、遺体を取り囲んで故人の思い出話を語り合うことを指します。

 

ほかにも、曹洞宗においては釈迦の弟子に倣って、故人が釈迦のように遺族に対して遺言として遺教経を唱えるという意味があり、道元が書き著した「正法眼蔵」から書き起こされた「修証義」を住職とともに遺族らが一緒に読誦するのが本来の通夜の儀式の姿とされています。

 

日本では、元来は故人を葬る前に親族や知人が夜通しで死者を守ることを意味した言葉でした。葬儀をおこなうまでの夜を通して通夜と称していましたが、時代の変化とともに2時間程度の半通夜が一般化しています。

 

半通夜では、僧侶を招いて読経とともに焼香すると同時に葬儀に準じた儀式として執りおこないます。通夜の儀式化に伴って、弔問客も会葬して執りおこなう通夜を本通夜、遺族など近親者だけで事前におこなう通夜を仮通夜と称するケースもあります。

 

通夜では、一般的に僧侶が読経を始めて、しばらくして親族や会葬者により順次焼香します。読経の終了後、僧侶が法話や説教をおこなうケースもあり、また、故人とともに最後の食事をとるという意味で通夜振る舞いをする場合もあります。

 

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通夜振る舞いとは、通夜のあとにおこなう会食の席のことを指します。通夜振る舞いでは、別室に用意したお酒や食事を参列者で囲みつつ、故人を偲んで思い出を語り合う場となります。また、遺族から僧侶や参列者に対して感謝を表すと同時に、お清めや故人の最後の食事といった意味もある儀式です。

 

通夜と言えば、過去は一晩中続いていたため、通夜振る舞いについても夜通し提供する形が一般的でした。ただし、近年では通夜自体の時間が短縮傾向となり、半通夜という形を取るのが一般的になっています。よって、通夜振る舞いを含めても数時間以内にすべて終わる場合が多いです。

 

さらに、家族葬や直葬の形式で葬儀を執りおこなう場合は、通夜振る舞い自体が省略されるケースもあります。通夜振る舞いについては、1人あたり2,000円から3,000円程度の規模で実施しるケースが多いです。

 

料理を準備する方法としては、以下の方法が用いられます。

  • 自宅で料理して準備する
  • 仕出し屋に注文する
  • 葬儀社に委託する

 

通夜振る舞いで提供するボリュームについては、遺族や親族、手伝いを含めた参加者に対して、7割程度を目安に用意するのが一般的となっています。

 

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