2023年お葬式用語辞典

お葬式では聞きなれない言葉をよく耳にします。
葬儀用語を五十音順でまとめていますので、ぜひご利用ください。

「の」から始まるお葬式用語

納棺とは、遺体を棺の中に納める作業を指します。納棺は一般的にお通夜の前に執りおこなう形となります。納棺の儀式では、末期の水や湯灌などの一連の流れがあって、最後に故人に死装束と呼ばれる衣装を着せて、故人の愛用していたものなどを副葬品として共に納める形がとられます。

 

単に棺桶に故人を納めるだけでなく、故人の身なりを整えつつ故人が愛用していたものを一緒に納めるなどにより、旅立ちの準備を整えるという意味があります。また、納棺はお通夜や葬儀が始まる前の慌ただしくなる前のタイミングで、家族がゆっくりと故人と向き合える最後の時間という側面もあるのです。

 

納棺は、かつてはすべて家族が対応するのが一般的でした。ただし、近年では家族形態や葬儀スタイルの変化によって、葬儀社などに依頼する場合が大半であり、儀式の内容についても葬儀社に一任する方が取られています。

 

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納棺師とは、遺体を棺に納める人のことを指します。ただし、単純に故人を棺の中に納めるだけを担当するのではなく、故人が身じまいをした形であの世に旅立てるように準備する儀式となる、納棺の儀を担当する人のことです。

 

納棺師以外にも、「湯灌師」や「復元納棺師」と呼称されるケースもあります。古くは認知されていない職業でしたが、映画「おくりびと」で納棺師が主人公となったことで、一躍有名な存在になりました。納棺師については、公的な資格などは存在しないため、基本的に自分が納棺師であると宣言すればなれる職業です。

 

また、通常の葬儀においては納棺師の肩書きのある人が納棺の儀を担当するケースは稀であり、葬儀社のスタッフが納棺の儀を対応するケースが多いです。では、なぜ納棺師が利用されることが多くなったかと言えば、遺体のケアを担当する場合に専門性が求められるためとなります。

 

具体的な納棺師が担当する役割としては、以下があります。

  • 湯灌
  • 身繕い
  • 遺体の腐敗を防ぐ
  • 遺体を納棺する

 

納棺士となるためには専門の資格は不要ですが、一般的には葬儀や納棺師に関係する専門学校で学んだ人が納棺士となるケースが多いです。また、経験がなくても葬儀社に入社して経験を積む方法もあります。

納骨とは、骨壷に入れた状態の遺骨をお墓などに埋葬することを指します。日本の葬儀においては、一般的には告別式の遺体は火葬場で火葬されて、遺骨は親族などによって骨壺に収められるのが一般的です。

 

骨壷に収められた遺骨については、自宅に安置または寺院に預けられて、墓地または納骨堂がある場合は仏式では四十九日、神式では五十日祭までの間は墓地に納められるのが通例です。ただし、火葬した当日に墓地に埋葬するケースもあります。

 

墓相式の納骨においては、納骨堂に赤土を敷き込んで骨壷より納骨袋に移し替え納骨、または遺骨のまま納骨することが吉相となっています。エホバの証人では、遺骨を手元に置くことは偶像崇拝と見なされる関係上、遺骨は火葬場で処分されています。

 

なお、お墓に関する法律となる墓地埋葬等に関する法律には、納骨時期については規定されていません。納骨時の服装については、法要後に納骨を執りおこなうケースでは、喪服を着用される場合が多いです。それ以外の日に納骨を執りおこなう場合は、平服を着用する形が一般的です。

 

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納骨式とは、故人の遺骨をお墓などに埋葬する儀式のことを指します。人が亡くなった場合には葬儀を執りおこない、その後火葬して拾骨されます。遺骨は、故人を弔うことを目的として埋葬した上で供養するのが一般的です。

 

埋葬先としては、お墓や納骨堂などが存在します。納骨式を執りおこなうタイミングとしては、特に決まりがありません。納骨式自体が遺族の意向により執りおこなう儀式である関係上、日程やスケジュールは遺族や参列者の都合が最優先されます。

 

ただし、一般的には葬儀が落ち着いたタイミングで執りおこなうケースが多いです。特に、四十九日法要やお盆などの区切りの時期に執りおこなうケースが多く見られます。実際に納骨式を執りおこなう場合、以下の流れで準備や当日の対応を図ります。

  1. 納骨する場所や方法を決定する
  2. 納骨式の日程を決定する
  3. 納骨式の場所を予約する
  4. 墓地の名義変更の手続きをおこなう
  5. 納骨式の参列者へ連絡する
  6. お墓の文字彫刻をおこなう
  7. 埋葬許可証を用意する
  8. お供え物や供花を用意する
  9. 料理やお茶などのおもてなしの準備をする

 

なお、納骨式にかかる費用としては以下のとおりです。

  • 戒名彫刻料:3万円~5万円程度
  • 納骨作業費:1万円~3万円程度
  • お供え物代:5,000円程度
  • お布施:3万円~10万円程度
  • 僧侶や神職の方へのお車代:5,000円~1万円程度
  • 会場使用料:3万円~5万円程度
  • 会食費:5,000円程度/1人
  • 引き出物代:5,000円程度/1家族

 

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納骨堂とは、骨壺に入れた遺骨を安置しておく建物のことを指します。納骨堂は、別名では納骨殿や霊堂などとも呼ばれるケースもあります。なお、遺骨を骨壺から出した状態で埋葬するスタイルとなる、合同納骨塚とは区別されるのが一般的です。

 

日本における納骨堂は、管理や運営の主体によって以下の3つに分類されます。

  • 寺院納骨堂
  • 公営納骨堂
  • 民営納骨堂

 

また、納骨方式には大きく以下4つに分類されます。

  • ロッカー式
  • 棚式
  • 仏壇式
  • お墓式

 

納骨堂の内部は、遺骨が入った骨壺を保管するロッカー状の納骨壇が設置されており、上段に位牌を安置する祭壇がついているものがあります。仏教だけでなく、神道や道教、キリスト教でも納骨堂と同じような施設が存在します。なお、宗派によっては中央に本尊を安置するケースもあります。

 

近年では、屋内霊園と呼ばれるマンション形式によって多数の納骨壇を設置する施設が増加中です。海外においても、土地の少ない香港や台湾には大型のマンション形式の施設が増えています。納骨堂の利用方法は、遺骨について墓を建てるまでの一時的に保管するために利用する場合と、墓地に埋葬せずに永久的に保管するケースがあります。

 

基本的には、納骨壇の保管区域が一杯となって格納が困難になるケースでは、墓地に埋葬する、または寺院等が別途用意した専用の区域に保管されるのが一般的です。納骨堂に遺骨を納骨した時点において、遺骨の管理は喪主や遺族から寺院等の管理者に移行されます。

 

遺族や関係者であっても、無断で遺骨を持ち出し行為は遺骨領得等により処罰の対象となるケースがあるため、注意が必要です。

 

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納骨法要とは、お墓に遺骨を納める際に執りおこなう行事のことです。納骨法要以外にも、省略しての遺骨式と呼ばれるケースも多いです。納骨法要では、遺族や関係者が参列して故人の供養と納骨を執りおこなうことになります。

 

なお、四十九日法要と混同するケースが多く見られますが、四十九日法要は故人が極楽浄土に行けるよう供養をする法要の事であり、納骨法要とは意味合いが異なります。ただし、四十九日法要と合わせて実施するケースが多く、四十九日法要以外にも以下の年忌法要などと合わせて実施するケースが多いです。

  • 百箇日法要
  • 新盆(初盆)
  • 一周忌法要
  • 三周忌法要

 

以上のように、納骨法要はどのタイミングで実施しなければならないという決まりはなく、年忌法要や各種行事などで親族などが集まりやすいタイミングで実施される形となります。納骨法要の主な流れとしては、以下のようになっています。

  • 納骨する場所と方法の選定する
  • 納骨式の日程を決定する
  • 納骨式の場所を予約する
  • (必要な場合)墓地の名義変更の手続き
  • 納骨式の参列者へ連絡する
  • お墓の文字彫刻
  • 埋葬許可証を用意する
  • お供え物や供花を用意する
  • (必要な場合)料理やお茶などおもてなしの準備

 

なお、納骨法要においては故人を供養するために僧侶に読経していただくのが一般的です。お布施については、3万円から5万円が相場とされています。また、交通機関や車両を使用して墓地に移動するケースでは、お車代として5,000円から1万円程度負担しなければなりません。

野辺送りとは、遺体を火葬場や埋葬地に運ぶことを指します。単に運搬するのではなく、古くから葬式においてとても重要な儀式として執りおこなわれてきました。野辺送りは、別名で野辺の送りや野送りとも呼ばれています。

 

古来の日本では、土葬が主流となっていました。野辺という言葉には、「死者を埋葬する場所」という意味が含まれているのです。野辺送りには、人々が故人との最後の別れを惜しむ機会であったと同時に、魔が取り憑かないように遺骸を守りつつ厳かに送り出す儀式として位置づけられていました。

 

仏教や神道などの宗教上の区別はほぼ関係なく、各地域の土地の風土や特性に合わせた葬送が執り行われてきました。神道においては、遺体には死穢と呼ばれる穢れがあると考えられていたため、穢れを日常に持ち込まないための儀式としても行われていたのです。

 

古くは、野辺送りに参列する人はそれぞれ持ち物別に役割が分担されており、参列の順番は役割で決まっていました。先頭には、松明もしくは高張提灯を持った人が立って、次に籠を持った人が続き籠の中に小銭や散華を入れて、通り道に振りまきながら進みます。これを振りまくことによって、故人の魂を鎮めて穢れを祓い地域に災厄が発生しないようにしているのです。

 

後続には、町内会の旗や弔旗が続いて紙で作った蓮華花が続きます。そして、枕飯や水桶、香炉などのお供物を持つお膳持ちが続き、衆僧や導師、お位牌持ち、天蓋持ち、棺桶、親近者の女性、一般参列者という順番で続きます。

 

特に、紙華持ち、飯持ち、水桶持ち、香炉持ち、天蓋持ち、位牌持ちについては葬列六役と呼ばれており、特に重要な役割を担うのです。上記が古来からの野辺送りのスタイルとなりますが、現代では遺族や親族が霊柩車の後ろをマイクロバスや自家用車などで移動するだけで済ませるケースも増えています。

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