遺骨の散骨を生前に希望されるケースがあります。
代表的な例としては、海が好きな方であれば海に散骨してほしいなどがあります。
その中で、最近注目を集めているのが宇宙葬です。
では、宇宙葬とは一体どのような葬儀を指すのでしょうか?
この記事では、宇宙葬について詳しく解説します。
民間人でも宇宙旅行ができる時代になった
宇宙といえば、誰でも行ける場所ではありません。
ただ、徐々に民間人でも宇宙旅行が可能になる体制が整い始めました。
イーロン・マスクCEOが率いるアメリカの宇宙企業であるSpaceXでは、2021年2月1日に初の民間人のみの宇宙旅行を10~12月までに実施する計画を発表したのです。
Inspiration4と命名されたプロジェクトでは、野口聡一飛行士も搭乗したCrew Dragonを用いて、4人の民間人を地球の軌道に打ち上げる計画を表明しています。
また、有名な経営者である前澤友作さんが、2023年までに月旅行にチャレンジすることを明らかにしているなど、高い注目を集めています。
宇宙葬は宇宙空間に散骨する自由葬
宇宙旅行が実現化しそうな中で、いち早くビジネスとして成り立っているのが宇宙葬です。
宇宙葬とは、自然葬の形式のひとつで故人の遺骨や遺灰などを専用のカプセルに納めて宇宙に打ち上げて、宇宙空間へ散骨します。
すでに1997年にアメリカで始まったサービスであり、全世界で延べ300人以上がすでに利用しているのです。
最近では、日本のおいても宇宙葬に対応する業者が増加中であり、今後も市場が拡大する見込みです。
ニーズの高まりによって、宇宙葬の形式やプランにもさまざまな選択肢が増えてきています。
気になる費用は?
一概に宇宙葬と言っても、大きく月面供養と流れ星供養、バルーン葬があります。
月面供養は、月面までロケットを飛ばして、そこに遺灰が入ったカプセルを置くスタイルを採用しています。
よって、散骨ではなくあくまでも安置するというイメージです。
120万円から対応可能となっています。
流れ星供養でも遺灰をカプセルに詰めてロケットで打ち上げますが、地球を周回した後に流れ星となって大気圏に突入して燃え尽きる方法となります。
月面供養よりもリーズナブルな費用となり、30万円程度から利用可能です。
バルーン葬といは、遺灰を巨大なバルーンに注入して空へ向けて飛ばし、バルーンが成層圏に到達した瞬間に割れて散骨する方式を採用しています。
20万円程度から利用できるとあって、リーズナブルさが魅力的です。
ロマンのある散骨方法としておすすめ
宇宙葬は、ロマンがある散骨方法として注目されています。
比較的手が届きやすい費用で利用できる点も魅力的です。
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