供花(きょうか・くげ)とは、通夜や告別式などの葬儀の場において故人に供える花のことを言います。葬儀などにおいては、故人に対してお別れの気持ちであったりご冥福を祈る気持ちであったりを伝える意味で、弔意として贈るのが一般的です。また、供花には葬儀会場や祭壇を華やかにするという役割も果たしています。
通常、供花には贈った方の氏名や会社名を書いた札を立てるのが一般的です。ほかにも、供花に直接札を立てないで別に芳名板に名前を並べる形式を採用している場合もあります。葬儀に参列できない場合は、弔電や香典の代わりとしても供花を贈るケースも多いです。
供花については、一つを1基と数え、2基合わせて一対で贈って、祭壇の両側に飾る場合が多いです。もし、遺族から香典を辞退する旨の申し出がある場合は、代わりに供花を贈るケースも多く見られます。供花には、主に以下2つの種類があります。
- フラワースタンド:スタンドに花を飾り付けるタイプとなり、高さがあって会場規模が大きいところに適している種類
- 花籠:籠に花を生けるタイプとなり、会場規模に関わらず設置しやすいメリットがある
供花と似たものとして枕花と花輪がありますが、それぞれに役割が異なるため、贈る際には注意が必要です。
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