お葬式では聞きなれない言葉をよく耳にします。
葬儀用語を五十音順でまとめていますので、ぜひご利用ください。
危篤とは、病気や怪我などが悪化した状態で意識がなくなって、いつ亡くなられてもおかしくない状態のことです。危篤になっても意識を取り戻す場合もありますが、基本的には回復が見込めない状況となります。危篤と医師に宣告された場合でも、危篤の状態が続く時間には個人差があり、はっきりとした余命は分かりません。危篤と宣告されて数時間で亡くなる場合もあれば、10日以上継続する場合もあります。
危篤と似た言葉として重篤がありますが、重篤とは症状の度合いを指す言葉です。重篤とは、厚生労働省では、重篤とは「命の危険が切迫しているもので心呼吸の停止、または、停止の恐れがある症状、心肺蘇生を行ったもの」と定義付けており、危篤と比較して回複する見込みはある状態となります。
危篤状態では、いつ亡くなられてもおかしくない状態であるため、宣告された場合は親族などが手分けして、関係者に連絡してください。患者が生きている間に面会できる最後の機会となるため、深夜や早朝などでも連絡するのが一般的となっています。もし危篤と宣告されて慌てないように、事前に準備を進めておくことも重要です。
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