お葬式では聞きなれない言葉をよく耳にします。
葬儀用語を五十音順でまとめていますので、ぜひご利用ください。
翌日際とは、神道の霊祭の1つであり、亡くなられた翌日に執りおこなわれるものです。霊璽やお墓において、葬儀が無事終了したことを知らせる儀式となります。神道の場合、翌日祭の後で10日ごとに霊祭が執りおこなわれるのです。
具体的には、十日祭、二十日祭、三十日祭、四十日祭と続き、五十日祭において忌明けとされるケースが多いです。五十日祭の後は、神棚に貼られた神棚封じの白い紙を剥がし、通常の祀り方に戻すことになります。
夜伽とは、対義で言えば寝ないで誰かに付き添うことを指します。葬儀のシーンにおける夜伽とは、通夜の席において故人の傍らで寝ずの番をする行為を指します。通夜とは葬儀の前夜に執りおこなわれる儀式となり、葬儀まで故人を一晩中お守りするという意味があります。
通夜は行事そのものの名称ですが、夜伽とは傍らで見守るという行為や行動自体のことを夜伽と呼ぶのです。現在では、お通夜の後に故人を一晩中見守る習慣自体は残っているものの、葬儀会場の都合上で夜伽できないケースも増えています。なお、故人の棺を守るという意味より、棺守りと呼ばれるケースもあります。
夜伽では、近しい親類が線香やロウソクの火を絶やさないように過ごします。時間を決めずに多くの人が焼香しつつ、通夜を執りおこなう場合も多いです。地方によって、香典とは別に夜伽見舞いを包むケースも見られます。
【関連記事】
四七日とは、故人が亡くなられて28日目、またその日に執りおこなう法要のことを指します。四七日は、遺族が故人が少しでもよい世界に転生できるようにという願いを込めて執りおこなう、追善供養の一つです。
四七日には、阿経忌と呼ばれることがありますが、これには故人がなくなれて28日目が以下のタイミングに該当するためにとされています。
四七日の守護仏は、普賢菩薩であるとされています。四七日では、没後に受ける4回目の裁きの日ともなり、裁判官は五官王で審判内容は生前の虚偽についてです。五官王が、生前に嘘をついていないか、言葉により人を傷つけていないかを調べ、判決を下します。
四七日法要は、以下のような流れで進行します。
なお、現代では二七日から六七日までの中陰期間の法要について、省略するケースが多いです。
【関連記事】