霊供膳はとは、仏壇にお供えする御膳のことを指します。霊供膳を供えて、故人やご先祖さまへのおもてなしをおこないます。霊供膳は、5つの椀に白飯や料理を盛って、お茶や箸と共に仏壇に供えるのが一般的です。
霊供膳は、以下5つを用意します。
- 親椀(おやわん):白飯を山盛りで盛り付ける
- 汁椀(しるわん):お味噌汁やお吸い物を盛り付ける
- 平椀(ひらわん):煮物を盛り付ける
- 壺椀(つぼわん):煮豆や胡麻和え、なますなどの和え物を盛り付ける
- 高坏(たかつき):香の物を盛り付ける。3切れではなく2切れ盛り付ける
霊供膳をお供えするタイミングとしては、以下のような法事や法要時です。
霊供膳は故人やご先祖さまへお供えする食事となりますが、ずっと供えておくと食べ物が傷んでしまいますので食べ物が悪くならないうちに下げるのが一般的です。他にも、食事が冷めた時を故人が召し上がり終えたタイミングと考えて、食事が冷めた段階で下げる方法もあります。
なお、宗派によって備え方が異なるため、注意が必要です。