お葬式では聞きなれない言葉をよく耳にします。
葬儀用語を五十音順でまとめていますので、ぜひご利用ください。
建墓とは、お墓を建てることを指す言葉です。お墓を建てる権利のことは、一般的には永代使用権と呼び、永代に渡り一族がその地を墓所として使用する権利を得て建墓する形が一般的です。なお、お墓の土地については、公営や公園、寺院問わず大半のケースで購入ではなく貸付となります。
よって、建墓権を保有していても第三者への譲渡や売買は不可能ですので注意してください。お墓を持っていない場合、はじめに墓地選びからスタートします。墓地を決定したら、永代使用料を支払うことで墓地使用承諾証が発行されます。なお、寺院墓地などでは承諾証がないケースもあります。
次に、石材店へ依頼して墓石のデザインを決定して、彫刻する文字や書体などを決めていきます。家紋を入れたい場合、事前に家紋の種類を調べておくことをおすすめします。デザインと彫刻を決定したら石材店と正式に契約してください。
そして、基礎工事と墓石の据え付け作業に入り、完成した後に仏石に魂を入れる開眼法要を執り行います。もし、この時点で遺骨がある場合は納骨式を同時に実施するのが一般的です。埋葬する際には、状況に応じて墓地使用承諾証や埋火葬許可証といった書類が必要となりますので、事前に確認しておくことをおすすめします。