家族葬はほんとうに費用がかからない葬儀なの?
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家族葬はほんとうに費用がかからない葬儀なの?

最近需要が高まっている家族葬です。地域によって差があるようですが、最近の統計によると、東京・神奈川・埼玉などの関東地方の葬儀の40%近くが家族葬となっているようです。家族葬の需要が高まっている理由の一つに「費用がかからない」という情報が広まっていますが、ほんとうでしょうか?

目次

家族葬の費用は100万円とも言われています

鎌倉書房が行った「第4回お葬式に関する全国調査」によると、家族葬の平均費用は96万4,133円だそうです。約100万円ですね。一般葬の費用は、葬儀費用以外を含まない金額で149万円3,624円だそうですから、たしかに費用が抑えられそうです。ほんとうにお財布から出す費用は抑えられるのでしょうか?この記事では、家族葬による最終的な出費額についても考えながら、家族葬についてご案内致します。

家族葬のメリットデメリット

家族葬という名前で、多くの葬儀社がプランを作っていますが、一般葬や一日葬のように、かたちの決まった家族葬から、ご遺族や故人様が思い描く個性的な葬儀ができるのも家族葬ならではです。

一般葬のように葬儀社主導で流れる葬儀とは違い、費用がかからないと言われている家族葬のメリットとデメリットをまとめておきましょう。ご希望の多い家族葬にもいろいろな面があるものです。

家族葬のメリット

家族葬のメリットは、①近親者のみの参列で気兼ねなく安心してゆっくり故人とおわかれができる、②参列者が少ないため、飲食、返礼品や挨拶などの負担が軽減される、③葬儀自体の出費が少なくて済む④個性的な演出をした葬儀が行える、などがあります。

①故人とゆっくりおわかれができる

近親者だけの葬儀です。義理で参列する人が多く集まるよそよそしい葬儀ではなく、故人と親しかった最低限のマナーを守れる人たちだけで、故人の生前のエピソードなどの話をしながら、喪主やご家族も故人とのゆっくりおわかれができます。

②飲食、返礼品や挨拶などの負担が軽減される

参列者の人数が限られています。返礼品や通夜ぶるまいや精進落し、香典返しも予定された数で済みますし、それぞれの参列者への挨拶も多くありません。

③出費が少ない

家族葬は、葬儀としてのかたちをしっかり残しながら、少ない出費で済むという特徴があります。事前に計画したどおりの進行で葬儀が進むことも多く無駄の少ない葬儀とも言えます。

④個性的な葬儀が行える

家族葬の葬儀の形は色々です。故人の生前の活躍を偲んで、個性的な演出も可能な葬儀です。
お寿司屋さんの大将の葬儀の時、祭壇の横に寿司屋さんのカウンターのようなものを用意した家族葬や、フラダンスの先生のお葬式では祭壇の前で生徒さんたちが踊る家族葬などもありました。

家族葬のデメリット

家族葬のデメリットは、①希望者全員が参列できるわけではない、②葬儀後の弔問対応が多い、③参列者が少なく香典額も限られている、などがあります。

①希望者全員が参列できるわけではない

家族葬は、限られた近親者だけで行なう葬儀です。会社の同僚や町内会の方々、学生時代の同級生など、希望しても参列できない場合があります。これにより、不義理が生じるなど、喪主や家族と参列者の間に認識の相違が生まれやすい葬儀です。

②葬儀後の弔問対応が多い

①のデメリットにもあるように、参列できなかったが最後のおわかれのために、葬儀後のご自宅に弔問にいらっしゃる場合が多くあります。葬儀後のご家族には、遺品整理や故人の金融機関口座の解約など、さまざまな作業が残っています。大切なご家族を亡くされて気持ちも落ち着かない中、多くの弔問客の対応をしなければなりません。弔問にいらした方には返礼品をお渡しする必要もあり、その準備もたいへんです。

③香典額が限られている

家族葬は参列者の数を限っていることから、香典額が一般葬ほど多くは集まりません。香典額を葬儀費用の一部に充てることを期待する場合も多いのですが、結果的に出費が多くなる場合があります。

家族葬と一般葬の最大の違いは、参列者の数

家族葬を一般葬と比較してみましょう。一番大きな違いは、「家族葬のメリットデメリット」でも紹介しましたとおり、参列者の数です。一般葬が広く参列をお願いするのに対し、家族葬は喪主や家族が参列者を限っています。

この参列者の人数の違いによって、家族葬は手間がかからず、ゆっくりおわかれできるという良い点だけが広まっているようです。もちろん家族葬を選ぶ理由は多いのですが、香典額が少なく、葬儀後も忙しいなどのポイントについてもしっかり知ってから検討したいですね。

家族葬はこんな人たちにおすすめ

心の整理がつかない

死とは突然やってきます。ご家族にとっても、大切な方の死により、心の整理がつかないということはよくあります。葬儀を執り行うのが初めてという方も多く、あっというまに葬儀も終わってしまったというお話を聞きます。葬儀という最後のおわかれの時間は、故人とゆっくり時間を取りたいというご家族にとっては家族葬がよいでしょう。

故人が家族葬を望んでいた

葬儀とは故人のために行なうものです。多くの弔問客にお越しいただく盛大な葬儀を望まれる故人もいらっしゃいますが、いっぽうで「ほんとうに親しい友人が来てくればいい」「家族に負担がかからない葬儀がいい」という方も多くいらっしゃいます。そんな方には家族葬をおすすめしています。

参列者が少ないと見込まれる

最近の高齢化社会の影響から、お亡くなりになる方の年齢が高まるに連れ、葬儀の会葬者の数が少なくなっています。晩年あまりご近所などと交流がなかった方の場合など、事前に参列者が少ないと見込まれる場合には、家族葬などが適しています。

葬儀の費用ってどういう仕組みなの

家族葬に限らず、ご葬儀は、慌ただしく終わってしまうことが多いこともあり、葬儀後の請求書を見ても、その金額の仕組が分からない場合もあります。ここでは、まず葬儀の費用の仕組みについてみておきましょう。

葬儀費用は、大きく分けて、①葬儀の基本プラン、②宗教関係費用、③おもてなしの費用、の3つです。最終的には、ご遺族の希望に応じて追加費用がかかります。

①葬儀の基本プラン

葬儀基本プランとは、式場で行われる行事を中心に、ご遺体のお迎えから安置、納棺、通夜・告別式、葬儀、火葬、拾骨までの一式が含まれたプランです。広島の葬儀社日本終活セレモニーでは、遺影の制作も含まれています。

②宗教関係費用

これは、お布施、御車代、心付けなど、葬儀を執り行ってくれるお寺さんへの支払いです。多くの場合、葬儀社を通さず、直接ご住職に支払います。金額的に不透明な部分がありますので、迷わった時には葬儀社に相談しましょう。明確な料金表や相場も、場所やお寺さんによってまちまちです。一般葬では47万円程度が相場となっています。

③おもてなし費用

この費用は、精進落しや通夜ぶるまいなどの会食費用や香典にたいする返礼品、配膳スタッフの費用その他を指します。一般葬では30万円程度が相場となっています。家族葬の場合には、参列人数が事前にわかっていることもあり、食事や返礼品に無駄が発生しにくくい葬儀となっています。

家族葬でも抑えられない費用があるの?

この3つの葬儀の仕組みのうち、一般葬から家族葬にした場合でも抑えることが難しいのは、②の宗教関係費用です。

僧侶へのお布施や、火葬費用、戒名などは、葬儀の形に関係がありません。一般葬と同様の費用がかかると考えて良いでしょう。

家族葬の費用はお香典代ではまかなえません

3つの葬儀の仕組みのうち、②の宗教関係費用は価格が下がらない可能性が高いことがわかりました。①は葬儀の形次第で、③は参列者が限られますので最低限の金額で対応できることがおわかりいただけたと思います。
では、このような家族葬はの費用は、参列者からのお香典でまかなうことができるのでしょうか。こたえは、「いいえ」です。

家族葬の場合には、葬儀費用を香典代でまかなおうというお考えは、忘れたほうが良いでしょう。

家族葬の費用を抑えるコツ

このような家族葬ですが、葬儀はさまざまな方法で費用を抑えることもできます。ここでは代表的なポイントを3つ紹介しましょう。

葬祭費補助制度

自治体によって内容が違いますが、国民保険加入者の場合、自治体に申請することで葬祭費を補助する制度があります。お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。

扶助制度

生活保護者の葬儀の場合などには、これも自治体に申請をする必要がありますが、葬祭扶助制度によって火葬式の葬儀費用が補助されます。

受け取ったお香典や遺産

さきほど「家族葬の費用は香典でまかなえない」と書きましたが、少しでも補充することができます。また、葬儀後に遺産相続によって分配された遺産で相殺するという考え方もあります。

元気なうちに葬儀の生前予約をする

最近では終活をなさる方が増え、自分の老後や葬儀について考える方が葬儀社に相談に訪れています。葬儀社も無料の終活セミナーのようなかたちで、高齢者を中心に葬儀を考えるきっかけを作っています。具体的な葬儀内容が決まれば、葬儀の生前予約を行なうことで、お亡くなりになった後に契約するよりも割安で葬儀を執り行うことができます。

家族葬以外にも費用を抑えられる葬儀があります

「家族葬は安い」という噂で家族葬をお考えになった皆さんには、この記事の結論は少しがっかりだったかもしれません。しかし、ご葬儀の形は「一般葬」と「家族葬」だけではありません。ここでは、ほとんどの葬儀社で用意している、葬儀の種類をご紹介しましょう。

一日葬

一日葬とは、お通夜と告別式を行わない葬儀のかたちです。参列者に高齢者が多い場合など、二日間にわたる葬儀が体力的にも厳しいなどの理由から、葬儀を一日で済ませる場合があります。

火葬式・直葬

通夜や告別式、葬儀もおこなわず、火葬場で短時間でのお別れと火葬と収骨のみを行う葬儀のかたちです。費用面で抑えられるだけでなく、単身赴任先で急死なさり、位牌のかたちで故郷の菩提寺で葬儀を行う場合などに、利用されることもあります。

福祉葬(生活保護)

故人が生活保護受給者だったり、親族が葬儀を行うことが難しい場合、自治体に「葬祭扶助制度」の申請を行えば葬祭費用が支給され、実質0円でお葬式をおこなうことができます。

家族葬のあとにかかる費用もあります

家族葬の後にしなければならないこと

一般的には、家族葬の後には、つぎのような手続が必要となります。①法要・納骨・四十九日などの供養(葬儀と同時にする場合も)②弔問客への対応、返礼品の準備などの手続きがあります。

また、葬儀からは直接離れますが、③お墓の購入、④仏壇の購入、⑤ 遺言確認と遺産分配・遺品整理、⑥不動産(空き家)の処分なども必要です。

「第4回お葬式に関する全国調査」では、③お墓の購入に135万円、④仏壇の購入に73万円、⑤遺言関連を士業に依頼すると69万円、遺品整理を業者に依頼すると47万円などの平均費用が必要となっています。

家族葬をなさったお客様の声

お父さんとゆっくりとおわかれできました

先日、葬儀社と相談して、父の葬儀を家族葬で執り行いました。参列をお願いしたのは、近くの親戚と会社でお世話になった同僚の方6名だけでした。同僚の方は、父の生前から家に遊びに来てくれるような間柄で、公私に渡りいろいろお世話になった方でした。母の時は一般葬でしたが、喪主の父が慌ただしく動き回り、忙しそうに見えて、もっとも悲しんでいる父がもっとも忙しいなんて、と不思議に思っていました。今回父を家族葬でおこない、参列者が少ないことから事前の準備も少なく、当日も予定どおり進行しました。喪主の私は棺のそばに長い時間、父と一緒にいることができ、ほんとうにゆっくりおわかれができました。

母が終活で生前予約をした家族葬でした

母の葬儀は、すでに元気なうちから決まっていました。終活に一生懸命だった母は、葬儀社で納得がいくまでスタッフさんの説明を聞き、サポートされながら、自分が理想とする葬儀の準備を着々とすすめていました。それは家族葬といって、母が家族以外に参列して欲しい人の名前を6名だけ書いて決めていました。母の死をその6名につ立てた時、皆さん「お母からぜひと言われるなんて光栄です」とおっしゃっていただき、こうやって自分で葬儀を決めるのもよい形だなと思いました。母と葬儀社では、家族葬でどれくらいの費用がかかるのかもしっかり話し合われており、几帳面な母の姿をところどころで思い出します。

家族葬の費用についての「よくある質問」

家族葬と密葬は違いますか?

最近の葬儀では、この2つを厳密に分けていません。家族葬はそれ自体で葬儀が完結しますが、密葬はそのあとに「おわかれの会」などの式が用意されていることが多いです。

家族葬に公的な補助金はありますか?

家族葬だけでなく、ご葬儀を行なうと給付金が支給されます。金額は市区町村によって異なりますが、申告制となっていますので、ご自身で手続きをしていただく必要があります。

家族葬の参列者が家族・親族だけなのですが返礼品は必要ですか?

喪主のご兄弟やその家族だけが参列する場合には、返礼品を用意しない場合があります。一方で、喪主の奥様のご兄弟やご家族が参列する場合には、返礼品を用意したほうが無難でしょう。

家族葬の準備は生前から時間をかけておこなうのが理想的です

家族葬とその費用についてまとめてみました。「家族葬は安い」という評判が多いですが、実際には葬儀の形や参列者の数などによって、負担する金額が大きく変わってくることをご理解いただけたと思います。また、家族葬に限らず、葬儀後にさまざまな出費も予定されています。ご葬儀は故人にとってもご家族にとっても大きな行事となります。お値段以上の充実した葬儀になるかどうかは、ご家族の考え方次第ということもあります。

そのためにも、元気なうちからご自身のお葬式のかたちを考えておくのはよいことです。「元気なうちから葬式の話なんて」という声もありますが、今は終活も当たり前になっている時代です。さまざまな終活をしていくうちに、きっと葬儀についても考える時間ができると思います。ご家族と一緒に話し合って、悔いのない葬儀が実現できるといいですね。何度も通うことがありますので、お近くの葬儀社から探すことをおすすめします。

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