広島市佐伯区・佐伯区ホールでの直葬

祖母が97歳で大往生を遂げました。広島市佐伯区五日市で長年暮らしてきた祖母は、「葬儀は簡素でいい。家族だけで静かに見送ってほしい」と生前から話していました。高齢で友人もほとんど先立っており、私たち家族は祖母の遺志を尊重して直葬を選択しました。

日本終活セレモニーに相談したところ、「直葬でも故人を大切に送る気持ちは変わりません」と担当者が温かく対応してくださいました。佐伯区ホールで短時間のお別れを行い、その後火葬場へ向かうというシンプルな流れを提案していただきました。

準備はシンプルでしたが、祖母が大切にしていた湯来の温泉での思い出や、佐伯区の庭で育てた花々を棺に入れることを提案してくれました。また、祖母が若い頃から住んでいた五日市の商店街での日常風景の写真を数枚飾ることで、祖母の人生を偲ぶ空間を作ってくれました。

お別れの日、佐伯区ホールには家族だけが集まりました。直葬といっても、スタッフは丁寧に祖母を安置し、最後のお別れの時間を十分に取ってくれました。祖母が好きだった唱歌が静かに流れる中、孫たちが手紙を読み、涙しながら感謝の言葉を伝えました。

火葬場での手続きもスムーズに進み、私たちは祖母との最後の時間に集中することができました。「簡素な葬儀だから」と心配していましたが、スタッフの心遣いにより、祖母を心から敬い、感謝を伝えることができました。佐伯区という祖母が一生を過ごした土地で、静かに見送ることができたことは、家族全員の願いが叶った瞬間でした。

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