叔父が生活保護を受けながら、広島市西区古江で一人暮らしをしていましたが、持病の悪化により亡くなりました。身寄りが少なく、私が甥として喪主を務めることになりましたが、経済的な負担を考えると葬儀をどうするべきか悩んでいました。
福祉事務所の担当者から日本終活セレモニーを紹介され、福祉葬について相談しました。担当者は「福祉葬でも、故人を大切に送る気持ちは変わりません。できる限りのサポートをさせていただきます」と親身になって対応してくださいました。
古江ホールでの福祉葬は、シンプルながらも心のこもったものでした。叔父が好きだった古江の海の写真や、若い頃に働いていた造船所での思い出の品を飾ることを提案してくれました。費用の面でも明確な説明があり、福祉制度を利用した範囲内で、尊厳のある葬儀を執り行えることがわかりました。
葬儀当日は、親族数名だけの参列でしたが、スタッフは丁寧に叔父を安置し、最後のお別れの時間を大切にしてくれました。叔父が生前通っていた古江の商店街の方々も数名参列してくださり、「いつも挨拶してくれる優しい人だった」と温かい言葉をいただきました。
火葬場での手続きもスムーズに進み、叔父を尊厳を持って送ることができました。経済的に厳しい状況でも、福祉葬という制度を利用して、心のこもった葬儀ができることを知り、感謝の気持ちでいっぱいです。古江という叔父が最後まで暮らした土地で、静かに見送ることができました。




