母が癌との長い闘病の末、広島市西区古江の病院で静かに息を引き取りました。母は生前、「派手な葬儀は望まない。家族だけで静かに送ってほしい」と話していたため、私たち家族は母の遺志を尊重し、家族葬を選択しました。
葬儀社を探す中で、古江に住む親戚から日本終活セレモニーを紹介されました。担当者の方が「古江ホールは住宅街の中にあり、アクセスも良く、落ち着いた雰囲気です」と説明してくれました。実際に見学に行くと、古江の閑静な住宅地にあり、駐車場も広く、遠方から来る親戚にも配慮された施設でした。
準備段階では、母が好きだった己斐の海岸での思い出や、古江の商店街で長年買い物をしていた日々を振り返りました。母が毎朝散歩していた草津の海沿いの写真や、古江で育てていた庭の花々の写真をスライドショーに入れることで、母らしい温かい祭壇を作ることができました。
葬儀当日、古江ホールのスタッフは朝早くから丁寧に準備を進めてくれました。通夜では、家族だけの静かな時間を過ごし、母との思い出を語り合いました。告別式では、母が好きだった「千の風になって」が流れる中、スクリーンに映し出された古江での日常風景の写真に、家族全員が涙しました。
火葬場への移動もスムーズで、スタッフの細やかな配慮が随所に感じられました。葬儀後の会食では、古江の仕出し店による心のこもった料理が用意され、親戚たちと穏やかな時間を過ごすことができました。古江という母が愛した土地で、家族だけの温かい葬儀を執り行えたことに深く感謝しています。
