祖父が老衰で息を引き取ったのは、初夏の穏やかな日でした。祖父は神道を信仰しており、広島市南区東雲の氏神様に長年お参りしていました。家族で話し合い、祖父の信仰に基づいた神式の葬儀を行うことを決めました。
日本終活セレモニーに相談すると、神式葬儀の経験豊富な担当者が対応してくださいました。「神式の葬儀は仏式とは異なる作法がありますが、丁寧にご案内しますのでご安心ください」という言葉に、家族一同安心しました。東雲ホールは、祖父が毎朝散歩していた比治山や黄金山に近く、自然豊かな環境が神式の葬儀にふさわしいと感じました。
準備では、地元の神社から神職をお招きし、祭壇には榊や御神酒を供えました。祖父が大切にしていた神棚の写真や、毎年初詣に行っていた広島護国神社での家族写真を飾り、祖父の信仰深い人生を表現しました。スタッフは神式特有の玉串奉奠の作法についても、参列者全員にわかりやすく説明してくれました。
通夜祭では、神職による祝詞奏上が厳かに執り行われました。葬儀の日、東雲ホールには親戚や近所の方々が多く集まり、神職による儀式が粛々と進められました。玉串奉奠では、参列者一人ひとりが祖父への感謝を込めて榊を捧げ、会場は静謐な雰囲気に包まれました。
火葬場へ向かう際も、神職による最後の祈りがあり、祖父は神様のもとへと旅立ちました。葬儀後の直会では、東雲の海が見えるレストランで会食が行われ、祖父が愛した瀬戸内海の景色を眺めながら、思い出話に花が咲きました。神式という馴染みの薄い葬儀形式でしたが、日本終活セレモニーのスタッフと神職の連携により、祖父の信仰を尊重した心温まる葬儀を執り行うことができました。東雲という祖父が長年暮らした土地で、神道の教えに従って送り出せたことは、家族全員の誇りとなりました。




