父が肺炎で亡くなったのは、冬の寒い日のことでした。父は敬虔なクリスチャンで、広島市南区の段原にある教会に長年通っていました。父の遺志により、キリスト教式の葬儀を行うことになり、教会の牧師先生から紹介された日本終活セレモニーに相談しました。
段原ホールを選んだ理由は、父が通っていた教会から近く、キリスト教式の葬儀に対応できる設備が整っていたからです。担当者の方は、キリスト教式の葬儀に精通しており、「牧師先生と連携して、お父様らしい葬儀を実現しましょう」と心強い言葉をかけてくれました。
準備段階では、父が好きだった賛美歌や聖書の言葉を選び、祭壇には十字架と白百合を飾りました。父が教会のボランティア活動で撮った写真や、段原の地域で奉仕活動をしていた時の様子をスライドショーにまとめることで、父の信仰に満ちた人生を表現することができました。
葬儀当日、段原ホールには教会の信徒仲間が多く集まり、温かい雰囲気に包まれました。牧師先生による説教では、父の信仰と奉仕の精神が語られ、参列者全員が涙しました。賛美歌の斉唱では、父が好きだった「いつくしみ深き」が会場に響き渡り、まるで父が一緒に歌っているかのように感じました。
火葬場への出棺の際も、牧師先生による祈りと祝福があり、父は多くの信仰の仲間に見送られました。葬儀後の会食では、教会の方々が父との思い出を語ってくださり、「段原の地域でいつも笑顔で奉仕していた」という話を聞き、改めて父の生き方に誇りを感じました。キリスト教式という特別な形式でも、日本終活セレモニーのスタッフは細やかに対応してくださり、父の信仰を尊重した素晴らしい葬儀となりました。




