普段近くに住んでいる身内がいる場合、亡くなったとしても葬儀などに参列することは容易です。
ただ、遠方に住んでいる場合はそう簡単に出向くことができないものです。
特に、海外に居住しているとビザがない場合はその手続きから行わなければならないのでとても大変ですよね。
では、実際に遠方の身内が亡くなった場合にはどのように対応すればよいのでしょうか?
葬儀会場までの費用は基本自己負担で対応する
葬儀会場が遠方であればあるほど、交通費がかかるものです。
また、短時間で移動しなければならない場合、飛行機などの使用も視野に入りますが、これによりさらに費用が高くなる傾向があります。
例えば結婚式の場合は、基本的に新郎新婦側から招待してもらうという立場にあるので、自己負担は必要ないケースが多いです
ただ、葬儀の場合は参列者自身の意思で出向くのが前提であるので、自己負担で対応するのが一般的です。
全く身寄りもない土地に出向く場合、困るのが宿泊施設の確保となります。
これを気遣って、遺族側からホテルなどをリザーブしてもらえることもありますが、この場合でも費用は自分で支払うのがマナーです。
遠方だからと言って葬儀に参列しないのは避けるべき
交通費などを考えると、葬儀に参列すること自体をためらうという方が多いのは事実です。
ただ、故人を悼むという意味では、やはり現地に出向いて最後のお別れを行うのがよいでしょう。
目安として、3親等以内の血縁関係の葬儀では、なるべく限り参列するのがマナーです。
4親等にあたるいとこなどの場合でも、生前親しくしていた方なら参列するようにしてください。
どうしても参列できない場合に行うべき行動
事情があり、どうしても葬儀に参列できないというケースもあります。
その場合、以下の行動をとるようにしてください。
供花や弔電を送る
どうしても参列出来ない場合は、供花や弔電を送るのが一般的です。
ただ、供花や弔電だけを送るのは問題で、喪主に連絡をとって欠席のお詫びとお悔やみの言葉を伝えるようにしてください。
代理人に香典を託す
会社などの場合、個人ではなく会社の代表が葬儀に参列して、香典を渡すというケースがあります。
その代表者に、自分の香典を預けて遺族に渡してもらう方法があります。
現金を預けることになるために、代理人には信頼できる方を選定するのが一般的ですが、一方で目上の方を代理人とするのはマナー違反です。
しっかりと気持ちを伝えるようにしたい
遠方に住んでいるからと言って、故人に対する思いは変わりません。
実際に葬儀に参列するのがベターですが、どうしても参列できない場合は他の方法を用いてしっかりと気持ちを伝えるようにしてください。
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