最近では年賀状を出す機会が確実に減少しています。
SNSなどによって手軽に挨拶できるようになったのが理由ですが、それでも昔ながらの文化として大事にしている方も多いです。
その年賀状ですが、喪中の場合は年始年頭のご挨拶をするのを控えるのが一般的です。
それを知らせるために、年賀欠礼状を出すのが一般的ですが、本当に出す必要があるのでしょうか?
この記事では、年賀欠礼状について詳しく解説します。
そもそも喪中の人になぜ年賀状を出さないの?
喪中において年賀状を出すこと自体は、実際にはマナー違反というわけではありません。
なぜ出すことを控えるべきという風潮があるのかと言うと、年賀や謹賀新年という言葉には祝の意味があるので、喪中の方には不適切という考えがあるためです。
よって、年賀状を出す前に相手の方が喪中であると知っているケースでは、出すのは控えるのがベターです。
年賀欠礼状は出しておくと相手に気を使わせることを防止できる
喪中欠礼状とは喪中はがきとも呼ばれていますが、喪中のため年始年頭の挨拶となる年賀状を控えるという役割の挨拶状となります。
年賀状のやり取りを遠慮するという意味があるので、相手が年賀状を準備する前までに知らせる必要があるのです。
よって、11月下旬から12月上旬くらいには相手に届くように送付するのが一般的です。
喪中欠礼状は、まだ誕生して間もない習慣であるので、地域や文化によって考え方もさまざまです。
よって、これが正しいと言うような決まり事はないのです。
また、喪中のために新年の挨拶を控えると言うお詫びの挨拶状ですので、あくまでも年賀状を送らないように要求するはがきではありません。
ですので、年賀状を受け取る分にはマナー違反にはならないと考えられています。
相手がもし送ったとしても、気を使わせることを防止できる効果も期待できます。
年賀欠礼状のマナーは?
喪中欠礼状を出す際には、句読点は使わずに文頭の一字下げは不要です。
年賀は使用しないで、年頭や年始と記載するようにしましょう。
また、拝啓や敬具などの頭語や結語も必要ありません。
挿絵には華美でない色合いとして、モノクロで花や山などを入れると良いでしょう。
なお、菊や蓮などを用いるのが一般的となります。
送付するタイミングは、早すぎると忘れられる可能性もあるので、11月から12月初旬に行うようにしてください。
出しておくのがベター
喪中欠礼状は、必ず送付する必要があるものではありません。
ただ、相手のことも考えて出しておくのがベターです。
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